4月下旬から11月。冬季は積雪があるので、アイゼンやグローブなど冬山の装備が必要。春から秋がおすすめ。
- 愛鷹登山口バス停
JR御殿場駅→愛鷹登山口バス停(富士急バス十里木行き)
またはJR三島駅→愛鷹登山口バス停(富士急シティバス十里木行き※)
※三島発のバスは午前1便のみで、夏季は土日祝のみの運行
- 愛鷹登山口バス停
愛鷹登山口バス停→JR御殿場駅(富士急バス御殿場行き)
または愛鷹登山口バス停→JR三島駅(富士急シティバス三島行き※)
※三島行きのバスは昼と夕方の2便のみですのでご注意ください
黒岳は愛鷹山塊の一番北側に位置するため、山塊のなかでもっとも富士山に近いと言えます。山頂手前の展望広場から見る富士山の大きさは大迫力です。
黒岳へは愛鷹登山口から入ります。御殿場駅または三島駅からバスに乗り、愛鷹登山口バス停で下車したらすぐ横にある林道を進みます。約10分強で山神社に着きます。駐車スペースもありますので、マイカーの場合はここで車をとめて出発としましょう。
厳かな雰囲気が漂う山神社から登山道が始まります。鳥居をくぐって針葉樹林の森のなかを進んでいきます。登山道は谷地形から中腹の道に変わり、落石注意の箇所を過ぎると左手に愛鷹山荘が見えてきます。山荘前の柵の横から急坂を登ると富士見峠に到着します。峠から左へ進むと越前岳、右が黒岳です。ここでは右の黒岳へと進みましょう。
左手の開けた場所が、ベンチのある展望広場です。本コースでは一番展望のいいスポットですので、ぜひここで昼食としましょう。正面の富士山の大きさに圧倒されること間違いなしのおすすめの場所です。
黒岳山頂へはさらに稜線を進み、右の鞍部へといったん下ります。鞍部から少し登り返すと山頂に着きます。本コースでは登ってきた道を引き返すことにします。富士見峠からの急な下りに注意して下山しましょう。愛鷹山荘、山神社と経由して、愛鷹登山口でバスに乗ります。
4月下旬から11月。冬季は積雪があるので、アイゼンやグローブなど冬山の装備が必要。夏から秋がおすすめ。
- 十里木高原バス停
JR御殿場駅→十里木バス停(富士急バス十里木行き)
またはJR三島駅→十里木バス停(富士急シティバス十里木行き※)
※三島発のバスは午前1便のみで、夏季は土日祝のみの運行
- 愛鷹登山口バス停
愛鷹登山口バス停→JR御殿場駅(富士急バス御殿場駅行き)
または愛鷹登山口バス停→JR三島駅(富士急シティバス三島行き※)※三島行きのバスは昼前と夕方の2便のみですのでご注意ください
富士山の南麓にある愛鷹山塊。標高1200~1300mの山々からなる愛鷹山塊の最高峰が越前岳で、北側に位置しています。越前岳へは富士山と愛鷹山塊の間を通る十里木街道(国道469号)の十里木高原から登るのが最短距離ですが、標高差があり単調な登りが続きます。
十里木高原には大きな駐車場もあり、GWやお盆時期には越前岳を目指す登山者たちで混雑するほど。この時期は登山者だけでなく登山道の途中にある展望所を往復する観光客も多く見られます。
登山口にもっとも近いバス停は十里木高原バス停ですが、ここから徒歩10分くらい東側に十里木バス停もありますので、どちらかを利用します。登山口から展望台までは階段道をまっすぐに上がる道と右から巻いていく道に分かれます。どちらから行ってもおよそ15分で展望台に着きます。
展望台を後にして、照葉樹の森のなかの尾根道を上がっていきます。途中、富士山がのぞめるスポットがありますので、少し休憩しながら登りましょう。勢子辻からの登山道と合流したら山頂はもうすぐです。
越前岳から東にのびる稜線を進みます。20分ほど下ったところに、五十銭紙幣(1938年)の富士山を撮影した場所があります。さらに尾根伝いに下っていくと愛鷹山塊の難所、鋸岳も見えてきます。富士見峠まで来たら、ここで稜線を外れて下山します。山神社から林道を10分強歩くと愛鷹登山口バス停です。
4月下旬から11月。冬季は積雪があるので、アイゼンやグローブなど冬山の装備が必要。夏から秋がおすすめ。
- 須山バス停
JR御殿場駅→須山バス停(富士急バス十里木行き)
またはJR三島駅→(富士急シティバス十里木行き)須山バス停
- 須山バス停
須山バス停→(富士急バス御殿場行き)JR御殿場駅
または須山バス停→(富士急シティバス三島行き)JR三島駅
位牌岳は越前岳に次ぐ高峰で、標高は1457m。愛鷹山塊の中央に位置しているため、どの登山口から目指してもアプローチは長めになります。登山経験の豊富な中級以上の人が挑戦してみてください。
須山バス停を下車したら田向集落に入り、田向登山口を目指します。山之神神社、金比羅宮と過ぎ、植林帯の登山道へと入っていきます。
しばらく静かな山歩きが続きます。ヒメシャラの生える平坦な場所を過ぎたら、まずは前岳を目指して樹林の中を登ります。展望のない樹林帯の登りは頑張りどころ。焦らずじっくりと歩いていきましょう。
狭い山頂の前岳に着いたら、あとは位牌岳までやせた尾根を進みます。稜線の途中から富士山の眺望を楽しみながら、1時間弱の登りで位牌岳に到着です。山頂は樹林に覆われて展望はありませんが、袴腰岳方面へ少し南下したところに展望スポットがあります。
山頂で大休止したら、往路を戻ることにしましょう。下りも休憩抜きで約2時間半かかります。暗くならないうちに下山できるよう、日照時間の長い季節の登山をおすすめします。