4月下旬から12月。冬季は積雪があるので、軽アイゼンやグローブなど冬山の装備が必要。春から初冬がおすすめ。
- 三国山ハイキングコース入口バス停
富士急行線富士山駅→三国山ハイキングコース入口バス停(富士急山梨バス ふじっ湖号)
- 平野バス停
平野バス停→富士急行線富士山駅(富士急山梨バス)
平野バス停→新宿駅西口(富士急山梨バス)
山中湖西側にある標高1000m〜1350mの山塊のピークのひとつが鉄砲木ノ頭(明神山)です。この山塊から見る富士山は、どこから見ても抜群ですが、その中でも鉄砲木ノ頭から眺める景色は格段に素晴らしいです。正面に山中湖が広がり、左手に富士山、その右手に南アルプスのパノラマが広がっています。特に春先は山々が雪をかぶり、美しさをより引き立たせています。
山中湖湖畔の三国山ハイキングコース入口バス停からハイキングはスタートします。バス停のすぐ横の道を入り、案内表示に従ってトレイルの道に進みます。さらに細いトレイルへと右折し、深くえぐられてやや歩きづらい登山道を登っていきます。車道に出たら右折し、そのまま車道を少し上がっていくとパノラマ台と呼ばれる広場に着きます。
駐車スペースとトイレがあるパノラマ台からの展望もすばらしいですが、さらに上がっていき鉄砲木ノ頭を目指しましょう。パノラマ台からは急坂が続きますが、40分ほど直登していくと標高1291mの鉄砲木ノ頭に着きます。広く平坦な山頂の中央には諏訪神社奥宮が祀られています。のんびりお弁当を食べるのに最適な場所です。
稜線を北へ進み、高指山を目指します。尾根を下り、切通峠を越えたら今度はゆるやかに登っていくと高指山です。正面に富士山を見ながら下り、住宅地を抜けて車道に出ます。車道を30分強歩くと平野バス停に到着します。
4月下旬から12月。冬季は積雪があるので、軽アイゼンやグローブなど冬山の装備が必要。春から初冬がおすすめ。
- 平野バス停
富士急行線富士山駅→平野バス停((富士急山梨バス)
新宿高速バスターミナル→平野バス停(富士急バス山中湖・平野行き)
- 平野バス停
平野バス停→富士急行線富士山駅((富士急山梨バス)
平野バス停→新宿駅西口(富士急バス)
鉄砲木ノ頭の北方にある高指山。カヤトに覆われた山頂からは絵画のような風景が広がります。山中湖の麓の平野から1時間半弱で山頂に立てる手頃なハイキングコースです。
平野は山中湖の北西にある集落で、道志方面へ抜ける道の起点になっている場所です。平野までは新宿から直通バスもあり、首都圏からのアクセスのよさも魅力です。平野バス停で下車したら、バス停前の東へのびる道を進みます。特に標識がないので不安になりますが、ホテルや民宿、テニスコートが立ち並ぶ車道です。間違って国道413号を進まないように注意しましょう。バス停から30分ほど車道を歩くとY字路になり、やっと東海自然歩道の案内表示が現れます。高指山の案内に従って進んで行きましょう。
民家横の階段状の道を右へ入って行きます。点々とある民家の脇を通り、カヤトに覆われた丘の麓に出ます。丘のてっぺんが高指山の山頂です。ススキの中に作られた登山道を上がっていくと稜線に出ます。山頂は稜線からすぐ左手にあります。富士山は登山道の途中から見えますので、振り返り眺めを楽しみながら進んで行きましょう。
復路は切通峠方面へ少し下ります。平野方面への分岐で右に折れ下っていくと、行きの道に戻ります。往路を歩いて平野バス停に戻ります。
4月下旬から12月。冬季は積雪があるので、軽アイゼンやグローブなど冬山の装備が必要。三国山周辺は熊の目撃情報あり。熊鈴などを携行しましょう。
- 明神峠バス停
JR駿河小山駅→明神峠バス停(富士急バス)※
※季節運行・土日祝のみ運転。
- 篭坂峠バス停
篭坂峠バス停→富士急行線富士山駅またはJR御殿場駅(富士急バス)
篭坂峠から明神峠まで続くなだらかな山稜が三国山稜です。以前からハイキングコースとして親しまれていましたが、近年、三国山稜から箱根の金時山までつなぐコースが整備され「富士箱根トレイル」と呼ばれるようになりました。
富士箱根トレイルは全部つなげると約43km。脚に自信がある方はぜひ踏破にチャレンジしてみてください。ここでは明神峠から篭坂峠までの区間のみ紹介します。
明神峠で下車したら、停留所の左手にある登山口に入ります。ほぼ車道に沿って作られた登山道ですが、振り返ると御殿場市街、箱根の山、駿河湾などが見えます。30分ほど歩くと車道を横切ります。ここが三国山東登山口で、階段状の登山道を上がっていきます。大きなブナの木と鉄塔を越え、ゆるやかな登りで三国山山頂に到着。樹林の間から富士山の頭が見えます。
三国山から大洞山を目指します。この区間はとてもゆるやかで歩きやすい道が続きます。ブナやカエデなどの森歩きを楽しみましょう。
大洞山の先に、アザミ平東と呼ばれる砂れきの平坦地があります。フジアザミやマツムシソウの群生地です。北側が開けていて、山中湖と南アルプスが見えます。アザミ平分岐まで来たら、左の立山方面へ進みます。立山山頂は視界がないので、その先の立山展望台まで行ってみましょう。富士山が正面にそびえています。
展望台から立山に戻り、来た道をさらに少し戻ると篭坂峠への分岐があります。左に入り、火山砂れきの道を下っていくと墓地に出ます。ここから車道を下り篭坂峠バス停に到着です。