4月上旬から11月。新緑の春と紅葉の秋がおすすめ。冬季は雪が降ることもある。
- 金時登山口バス停
JR御殿場線御殿場駅→金時登山口バス停
(箱根登山バス仙石行き)
- 乙女峠バス停
乙女峠バス停→JR御殿場線御殿場駅
(箱根登山バス御殿場行き)
箱根外輪山のなかでも断トツの人気を誇る金時山。土日ともなると大勢のハイカーで山頂は大賑わいです。人気の秘訣はやはり、富士山の展望です。
金時登山口バス停で下車したら、案内板に従って坂道を歩いていきます。登山道に入り、階段状の道を進みます。やがて尾根道になり、矢倉沢峠に到着します。この稜線が箱根外輪山の主稜線で、右は明神ヶ岳へと続いています。金時山へは左に進みます。
矢倉沢峠から20分ほど登っていくと、公時神社からの登山道と合流します。ちなみに金時神社入口バス停で下車した場合は、奥の院を通って登山道を上がりここで主稜線に合流できます。分岐を過ぎると急な登りになりますが、焦らず行きましょう。
赤茶けた岩の間を通り抜けると、山頂に到着です。山頂には撮影用の金太郎のマサカリも用意されており、富士山を背景に写真撮影の順番を待つ登山者でいっぱいです。富士山のほか御殿場市街、仙石原、駒ヶ岳、芦ノ湖などの眺めも見事です。
下山は山頂から西にのびる稜線を下り、乙女峠を目指します。山頂直下はせまい稜線で両側が切れ落ちています。慎重に歩くようにしましょう。鞍部まで下りきると小ピークに登り返し、やがて登山道はなだらかになります。
広場のような長尾山を越え、さらに下っていくと十字路に出ます。ここが乙女峠です。左は乙女口バス停方面、右が乙女峠バス停方面です。どちらを下っても時間的には大差ありません。ここでは右の登山道を下ります。溝状にえぐられた登山道を下ると、乙女峠バス停に到着です。
通年登れるが、秋から初冬が展望はよい。春は植物が豊富。
- 矢倉沢バス停
小田急線新松田駅→矢倉沢バス停
(箱根登山バス地蔵堂行き)
- 足柄駅
足柄駅→御殿場駅または松田駅
(JR御殿場線)
足柄にある矢倉岳は手軽なハイキングが楽しめて、山頂は開放感抜群の人気の山。春は登山道脇に草花が咲き誇り、お花畑も観賞できます。
矢倉沢バス停で下車したら本村集落への道に入ります。すぐ左手に公民館があり、公衆トイレが利用できます。矢倉岳にはトイレがありませんので、用を済ませてから出発しましょう。
内川を渡り、左折します。内川沿いに歩くと案内板がありますので、それを目印に住宅街を通ります。神社の前を過ぎると道はせまくなり、二俣を左へ行くと動物除けの柵のある登山口があります。柵を開けて中に入り、ここから山道を歩きます。
比較的歩きやすい登山道を進み、階段状の道を上がっていきます。平坦な場所に出たら山頂はもうすぐ。登山道の両脇に草花が咲き、目を楽しませてくれます。
急坂を登ったところが山頂です。広々とした山頂で展望台があります。富士山は山頂の西側から見えます。
下山は足柄万葉公園を通って御殿場線の足柄駅に下ることにします。急な登山道を慎重に下っていくと山伏平に出ます。左へ進み、整備されて歩きやすい登山道を歩きます。じきに足柄万葉公園に着きます。いったん車道に出て、足柄峠を目指します。峠の先もさらに車道を歩くと、足柄古道入口が左手にありますので、ここから山道を下ります。
足柄古道を下り、いったん林道に出たら再び右手の山道に入ります。沢沿いの道を進んでいくと足柄駅に着きます。