5月上旬から10月下旬。新緑の春と紅葉の秋がおすすめ。冬季は4月中旬まで上日川峠までの交通規制あり。冬季は雪山装備が必要。
- 上日川峠バス停
JR中央本線甲斐大和駅→上日川峠バス停(栄和交通バス上日川峠行き※)
※季節運行(4月末から11月の土日運行)。運行日以外は塩山駅からタクシー利用。
- 上日川峠バス停
上日川峠バス停→JR中央本線甲斐大和駅(栄和交通バス※)
※季節運行(4月末から11月の土日運行)。運行日以外は塩山駅からタクシー利用。
大菩薩峠と大菩薩嶺をめぐるコースは道迷いの心配が少なく、初心者でも安心して歩ける人気ハイキングルート。初夏から初秋まで花を鑑賞でき、秋には山腹のカエデやモミジが美しく色づきます。
上日川峠バス停で下車したら、細い林道を歩き福ちゃん荘に向かいます。福ちゃん荘前の広場で右手の林道をさらに進み、しばらくゆるやかな登山道を歩きます。小さな沢をいくつか越え少しずつ標高をかせいでいくと、いつのまにか介山荘が左手に見えてきます。小屋の脇の道をあがり、介山荘の前を通り過ぎれば大菩薩峠に到着。すぐ下に大菩薩湖(上日川ダム)、視線の先には山々が連なり富士山がそびえています。
大菩薩峠から岩まじりの小ピークを越えると、丘のような小広場に出ます。ここも眺めのいい場所なので、お弁当を広げる登山者も多いです。
避難小屋のある賽ノ河原へと90度右に折れ、鞍部まで下っていきます。鞍部に下りたらここからは上りになり、いくつかの小ピークを越えていきます。しばらくすると岩が積み重なった場所、雷岩に到着です。ここは大菩薩嶺と唐松尾根の分岐点で、雷岩の奥へと続く登山道を進みます。分岐から森の中を10分ほど歩くと大菩薩嶺です。
雷岩まで戻り、下山は唐松尾根へ。出だしがかなり急ですが、すぐにおだやかな尾根にのります。福ちゃん荘の裏に出たら上日川峠バス停へ戻ります。
4月下旬から11月。新緑の春と紅葉の秋がおすすめ。
- 鶴峠バス停
JR中央本線上野原駅→鶴峠バス停(富士急山梨バス※)
※季節運行(4月中旬~6月上旬、9月末~12月上旬の土日のみ運行)。運行日以外はタクシーを利用。
- 小菅の湯バス停
小菅の湯バス停→JR中央本線上野原駅(富士急山梨バス※)
※季節運行(4月中旬~6月上旬、9月末~12月上旬の土日のみ運行)。運行日以外は西東京バスで奥多摩駅へ。
本コースは奈良倉山、鶴寝山、大マテイ山と3つのピークをつなぐ縦走です。大菩薩連嶺から東にのびる尾根で、牛ノ寝通りと呼ばれています。奈良倉山は大月市の選定した「秀麗富嶽十二景」のひとつに選ばれており、富士山の眺めが期待できます。なおバス便が季節運行のため、バスが運行される春と夏におすすめのコースです。それ以外のシーズンはマイカーで松姫峠を拠点にしたハイキングが便利です。
鶴峠バス停で下車したら、すぐに登山道に入ります。広葉樹の森の中をゆっくりと進みます。山頂直下の急登を終えるとやがて奈良倉山です。山頂は西側が開けており、富士山展望所に移動すると富士山を眺めることができます。
次は松姫峠を目指します。なだらかな尾根を歩き、小ピークを巻いて少し下っていくと松姫峠です。ここからさらに尾根を進み、鶴寝山へと登っていきます。
鶴寝山は関東の富士見百景のひとつ。こちらからも富士山の展望が楽しめます。また鶴寝山周辺は貴重なブナの森でもあります。大きなブナの姿に出会えることでしょう。
さらに稜線を西へと進みます。小さなアップダウンを繰り返し、大マテイ山を目指します。大マテイ山は樹林に覆われて展望はありませんが、ベンチがあるのでのんびりできます。ひと休みしたら大ダワまで下り、小菅村へと下山します。
大マテイ山を巻くように北側へ向かうと、モロクボ平に着きます。分岐を右へ進めば小菅の湯です。入浴する時間がない場合は、左の道を下ると川久保バス停に出ます。