4月上旬から11月。新緑の春と紅葉の秋がおすすめ。富士見台はヤマツツジが咲く5月ごろが美しい。
- 三つ峠駅
JR中央本線大月駅→三つ峠駅
(富士急行線河口湖駅行き)
- 寿駅
富士急行線寿駅→JR中央本線大月駅
(富士急行線大月駅行き)
倉見山は富士急行線三つ峠駅の南側に位置しています。登山口まで駅から歩いてアプローチできる山です。往路は同じく三つ峠駅に戻ることもできますが、ここでは寿駅へ下山するコースを紹介します。
三つ峠駅を出て左手に進むと十字路に出ます。左が三つ峠山、右は倉見山方面です。右に折れて国道を渡り、桂川公園に入ります。案内表示に従って厄神社に向かいます。近年、厄神社を起点とする厄神ルートが整備されました。ぜひ新たに切り開かれたルートで登ってみましょう。
沢沿いの林道を歩き、厄神川流木止堰堤の手前で沢を渡り山道に入ります。なだらかに山腹を巻きながら支尾根に乗ります。尾根に乗ったところがさすの平と呼ばれる場所で、西桂の町並みが開けています。ベンチもあるので一休みしてから出発しましょう。
明るい広葉樹の森の道を、尾根伝いに進んでいきます。整備されて歩きやすい道が続きます。やや急な登りを上がりきると倉見山の山頂に飛び出します。ちょうど真正面に富士山が見えます。山頂はせまいので、少し先にある見晴台まで進みましょう。見晴台には平坦な場所を利用して、たくさんのテーブルとベンチが置かれています。
さらに尾根を進んでいくと相定ヶ峰という小さなピークがあります。ここで右の登山道に入ります。左手に杓子山の稜線を見ながら下っていくと、崩壊した東屋のある堂平山公園に出ます。ここは十字路になっています。右へ進めば三つ峠駅へ戻れますが、ここでは寿駅へと下山します。分岐から先はせまい登山道となり、少し登ったところが富士見台。5月にはヤマツツジが咲き誇り、絶景スポットが広がっています。道標に従って寿駅へと下ります。
4月上旬から12月。新緑の春と紅葉の秋がおすすめ。
- 上戸沢バス停
富士急行線赤坂駅または都留市駅→上戸沢バス停(富士急山梨バス都留市循環バス)
- 引野田バス停
引野田バス停→富士急行線赤坂駅または都留市駅(富士急山梨バス都留市循環バス)
二十六夜山という風情ある名前が魅力的な、都留市の山。名前の由来は月の出を待つ二十六夜待ちという江戸時代の行事に由来しているそうです。かつて村人たちは山頂で飲食などを共にしながら月が出るのを待ち、道志山塊から上がる月を拝む行事をしていました。この行事は旧暦の正月と7月26日の夜に行われたそうです。
上戸沢バス停で下車したら、右の車道に入ります。集落を抜けたところに登山口があります。しばらく矢多沢沿いの登山道を歩きます。やがて登山道は沢から離れ、すぐに大きな岩が目の前に現れます。案内には「かっちゃ石」と書かれていました。そのすぐ先の登山道脇に湧き水があふれ出ています。「仙人水」という湧き水で水量は豊富です。ぜひ喉を潤おしていきましょう。
登山道をつづら折りに登っていくと尾根に乗ります。尾根を左へ進みましょう。尾根道は整備されて歩きやすいですが、急な箇所もあります。滑りやすいので小股で歩きましょう。二十六夜講行事の跡地を過ぎると山頂はもうすぐです。
山頂は南側が開けています。御正体山の向こうに富士山が裾野を広げています。しばし景色を堪能しましょう。
下山は引野田集落へと下ります。ただし往路の上戸沢集落からの道と比べると傾斜がきつく滑りやすい箇所が多いです。特に落ち葉が積もった道は滑りやすいので注意が必要です。尾根伝いに急な斜面を下っていきます。虎ロープが引かれていますので、ロープに従って忠実に下ります。迷い込みそうな場所には道標や注意書きがありますので、見落とさないように。ゴルフ場のフェンスに出たら舗装路を沢に沿って歩きます。集落を抜けると引野田バス停です。
4月上旬から12月。新緑の春と紅葉の秋がおすすめ。
- 御正体入口バス停
富士急行線都留市駅→御正体入口バス停
(富士急山梨バス菅野行き)
- 御正体入口バス停
富士急行線都留市駅→御正体入口バス停
(富士急山梨バス菅野行き)
御正体山は道志山塊の最高峰で標高は1682m。バス停の標高が630mなので、標高差は約1000mと手強いです。朝一のバスに乗り、最終のバス便で帰るためには6時間弱しか山行時間がとれないため、本コースは健脚向けとなります。
御正体入口バス停から細い林道に入り、しばらく林道を歩きます。30分弱歩くとゲートがあります。ゲートを越えると、舗装路の傾斜がかなりきつくなってきます。ゲートから20分くらいの場所に、山道への入口があります。沢を渡って山道を歩けますが、山道に入らず舗装路をそのまま歩いても登山口手前で一緒になります。どちらを歩いてもいいですが、山道は急傾斜で夏はヤブが多いです。
舗装路が二手に分かれたところが登山口です。右の林道へ少し進んだところに登山口があります。階段を上がり尾根に乗ります。このあと登山道はひたすら尾根道を上がります。途中虎ロープのある急な斜面もありますが、焦らずじっくりと歩きましょう。
尾根を上がりきると鹿留川方面との分岐にでます。正面には富士山の姿が見えます。ベンチもあるのでひと休みしましょう。御正体山は展望がないので、富士山の眺めを楽しむならこちらの場所がおすすめです。
分岐から御正体山へと目指します。峰神社を過ぎると、尾根道はせまくなります。大きな岩場の下を通過する際は足元に注意して歩きましょう。アップダウンのある稜線を進むと山頂です。山頂は広々としていて、テーブルとベンチもあります。本コースでは来た道を戻り、御正体入口バス停でバスに乗ります。