4月下旬から11月。冬季は積雪があるので、アイゼンやグローブなど冬山の装備が必要。夏から秋がおすすめ。
- 三ツ峠登山口バス停
富士急行線富士山駅または河口湖駅→(富士急バス※)三ツ峠登山口バス停(富士急山梨バス)
※季節運行=4~11月。
※三ツ峠登山口発のバスの時間は午前中で終了。
- 河口局前バス停
河口局前バス停(富士急山梨バス)→富士急行線富士山駅または河口湖駅
三ツ峠山とは開運山(1785m)、御巣鷹山(1775m)、木無山(1732m)の3つのピークの総称で、木無山はこの3つのピークのなかで一番西側に位置しています。山頂は丘のようにこんもりと丸く、文字通りの草原が広がっています。
三ツ峠登山口バス停で下車したら、左に天下茶屋方面への道を見送り15分ほど林道を進みます。しばらく幅の広い登山道をなだらかに上がって行き、急坂を上がりきると三ツ峠山荘に出ます。右手に進めば明るい草原の広がる木無山山頂に到着です。正面に富士山が広がり、気持ちのよい風が吹き渡ることでしょう。
木無山には母ノ白滝方面と天上山方面の分岐がありますが、ここでは母ノ白滝方面へ下ります。尾根伝いの登山道を下ってくと林道に出ます。白滝林道を少し下り、鉄塔から林道を離れて登山道を下ります。鉄塔から約40分で落差約20mの母ノ白滝に出合います。さらに沢沿いの道を進み、浅間神社の境内を歩くと車道に出ます。車道を左へ進むと河口局バス停です。
5月上旬から11月。冬季は積雪があるので、アイゼンやグローブなど冬山の装備が必要。ロングルートのため早朝に出発したい。
- 富士急行三つ峠駅
- 三ツ峠登山口バス停
三ツ峠登山口バス停(富士急山梨バス)→富士急行線富士山駅または河口湖駅
※季節運行=4~11月。
※三ツ峠登山口発のバスの時間は午前中で終了。
三ツ峠の最高峰が開運山です。三ツ峠は古くから展望ハイキングコースとして愛されていますが、この三つ峠駅から歩くコースはかつての修験ルートでした。駅から山頂までの登りは4時間半、標高差も大きく健脚向きと言えます。今では三ツ峠登山口バス停からの往復ルートが主流となり日帰りの登山者が多くなりましたが、山頂の山荘にのんびり1泊するスケジュールもおすすめです。
三つ峠駅から車道を進み、達磨石まで1時間半ほどの林道歩きが続きます。林道のゲートから山道となり、大曲りの先から急坂が続きます。馬返しを越え斜面を上がっていくと、富士山を眺める向きでたくさんの石仏が並ぶ八十八大師に着きます。ここから先は山を横切りながら西に進みます。クライマーが岩登りの練習をしている屏風岩の下を通り過ぎ、階段状の登山道を上がりきると四季楽園に出ます。開運山へは右へ進み、急な斜面を上がると展望抜群の山頂です。
展望を満喫したら三つ峠山荘の横から登山道を下り、三ツ峠登山口バス停に向かいます。トイレが出てきたら下山口は近いです。トイレのあるところからタクシーを呼び、三ツ峠登山口でタクシーを待ちます。元気な人は、登山口からさらに1時間ほど歩き国道137号線沿いの三ツ峠入口バス停まで下ってもかまいません。
*タクシーは三つ峠登山口から河口湖駅までおよそ30分、約5000円が目安です。
*三ツ峠入口バス停は、1時間に1本程度バスが運行しています。
ロープウェイは通年営業ですが、冬季は雪がある場合もあり。あじさいの咲く7月から8月上旬がおすすめ。
- 浅川バス停
富士急行線富士山駅または河口湖駅→浅川バス停(富士急山梨バス)
- ロープウェイ前バス停
ロープウェイ前バス停(富士急山梨バス)→富士急行線富士山駅または河口湖駅
天上山は河口湖南東端にある富士山の展望スポットで、富士見台(カチカチ山)まではロープウェイを利用して多くの観光客が訪れています。太宰治の名作「かちかち山」の舞台になった場所であることからカチカチ山の愛称で呼ばれ、山頂一帯は公園として整備されています。河口湖観光のついでに立ち寄った場合はロープウェイ利用で、もう少しハイキングを楽しみたいならこの浅川コースで歩いてみてはいかがでしょうか。
浅川バス停で下車したら登山道を上がっていき、稜線まで進みます。稜線に出たら分岐を右へ進み、ゆるやかに下っていきます。林道を横切り、急な斜面を上がると天上山に着きます。途中、ロープウェイ乗り場に向かう巻き道もありますので注意しましょう。天上山に行くには巻き道ではなく尾根伝いに歩きます。天上山から10分ほど下ると富士見台と呼ばれる展望スポットがあり、のんびりと富士山を眺められる絶好のロケーションが広がります。さらにあじさいの群生地などがある自然観察路を下っていくと河口湖畔に出ます。