5月から11月。冬季は積雪があるので、アイゼンやグローブなど冬山の装備が必要。夏から秋がおすすめ。
- 根場民宿バス停
富士急行線富士山駅または河口湖駅→根場民宿バス停(富士急山梨バス西湖民宿行き)
または富士急行線河口湖駅→西湖いやしの里根場バス停(富士急レトロバス西湖・青木ヶ原周遊)
- 魚眠荘バス停
魚眠荘バス停→富士急行線富士山駅または河口湖駅(富士急山梨バス富士山駅行き)
御坂山塊のなかでも立派な山容の鬼ヶ岳。鬼の2本の角のように見えるのは、鬼ヶ岳とすぐ南側にある雪頭ヶ岳のピークです。鬼ヶ岳と雪頭ヶ岳の間はキレットになっているので、東西方向から見ると2本の角のように見えます。キレットには梯子もありますので、鬼ヶ岳と雪頭ヶ岳の間を通過する場合は注意しましょう。
鬼ヶ岳への登山口は西湖の西端にある根場から。根場には茅葺き屋根の民家を復元した「西湖いやしの里根場」があり、ここを通過して登山道に入ります。しばらく車道を歩き、樹林の中を上がっていくと鍵掛峠に出ます。鍵掛峠から先は、岩がちのやせた尾根になりますので、慎重に歩きたいところです。尾根を歩くこと約1時間30分で、鬼ヶ岳の山頂に到着します。
山頂からはほぼ360度の展望が得られ、甲府盆地側の山々もよく見えます。鬼ヶ岳から雪頭ヶ岳へはいったん鞍部に下りて登り返します。雪頭ヶ岳の山頂は草原状になっていて、初夏から秋まで季節の花々が咲き誇り、富士山の美しい眺めを一層引き立たせることでしょう。雪頭ヶ岳から急坂を下り、ブナの原生林のなかを歩きます。堰堤を越えたら20分ほどで車道に出ます。最寄りのバス停が魚眠荘前です。
5月から11月。冬季は積雪があるので、アイゼンやグローブなど冬山の装備が必要。夏から秋がおすすめ。
- 大石峠バス停
富士急行線富士山駅または河口湖駅→大石峠バス停(富士急山梨バス芦川農作物直売所行き)
- 桑留尾バス停
桑留尾バス停→富士急行線富士山駅または河口湖駅(富士急山梨バス富士山駅行き)
または十二ヶ岳登山口→富士急行河口湖駅(富士急レトロバス)
十二ヶ岳付近の稜線は大きく落ち込んだ箇所があり、ロープや吊り橋などのある険しい道です。北の節刀ヶ岳、西の鬼ヶ岳、東の毛無山などと組み合わせて縦走することができますが、どれも上級者向けのルートになります。山歩き初心者の方や鎖場の通過などに不安のある方は、十二ヶ岳だけを往復するコースをおすすめします。
大石峠バス停を下車したら林道を10分ほど歩き登山口に入ります。コンクリート舗装の急坂を登り、大石峠を目指し進んでいきます。斜面をジグザグに上がっていくこと約1時間30分で大石峠に出ます。大石峠は御坂山塊の主稜線上にある草原状の明るい峠で、素晴らしい展望に疲れが吹き飛びます。右は黒岳方面、左が節刀ヶ岳方面です。ここでは左に進みます。
稜線を歩いて最初のピークが金堀山、続いて節方ヶ岳です。節方ヶ岳山頂は主稜線から5分ほど登ったところにあります。山頂を往復したら再び主稜線に戻り、金山を目指します。金山のピークで稜線から外れて、十二ヶ岳へと続く尾根に進みます。
ゆるやかな稜線も、十二ヶ岳の一つ手前のピークから険しくなります。鞍部へと下りたらロープのある急斜面を登り返し、十二ヶ岳の山頂に立ちます。西湖南部の足和田山の先に富士山が見えます。
山頂からの展望を満喫したら、西湖湖畔の桑留尾へと下る南側の登山道を下山します。標高差780mを下りきるとバス道に出ます。桑留尾バス停または西側の十二ヶ岳登山口バス停からバスに乗ります。
4月下旬から11月。冬季は積雪があるので、アイゼンやグローブなど冬山の装備が必要。春から秋がおすすめ。
- 毛無山登山口バス停
富士急行線富士山駅または河口湖駅→毛無山登山口バス停(富士急山梨バス西湖民宿行き)
または富士急行線河口湖駅→毛無山登山口バス停(富士急レトロバス西湖・青木ヶ原周遊)
- 長浜バス停
長浜バス停→富士急行線富士山駅または河口湖駅(富士急山梨バス)
または長浜バス停→富士急行線河口湖駅(富士急レトロバス)
毛無山は十二ヶ岳から東へのびる稜線にあるピークです。河口湖側から眺めると、十二ヶ岳を隠すように手前に見えます。きれいな三角形の形をしているので分かりやすいかもしれません。
毛無山に通じる登山口は南側に2箇所あります。ひとつは河口湖の西端にある長浜、もうひとつは西浜小学校の先にある毛無山登山口です。マイカーの場合は文化洞トンネル手前のパーキングを利用して登山道に入ります。ここでは毛無山登山口から入り、西浜に下山するコースを紹介しています。
毛無山登山口バス停で下車したら登山口に入り、トンネルの上を行きます。すぐに傾斜が強くなり、しばらく急登が続きます。ミネ山という1242mのピークを越え、さらに進むと長浜からのルートと合流します。下山はここから下りますので、場所をよく覚えておきましょう。いったん傾斜がゆるみ、その先の斜面を上がりきると毛無山に着きます。
平坦な山頂からは西湖、河口湖、正面に富士山が望めます。下山は同じ道を戻り、先ほど確認した分岐点で左の長浜への道に入ります。急な斜面を下りると沢沿いの道になります。集落を通ってバス道に出て、郵便局の近くにある長浜バス停でバスに乗ります。