富士山ハイキング - 山中湖北部 | 富士山エリアの総合ガイド - フジヤマNAVI

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急な登り・下りのある本格派 山中湖北部 山中湖北部ルートマップ

杓子山

忍野集落を見下ろす山頂。
登り応えのある中級コース。

杓子山
山中湖北部ルートマップ

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役場前バス停→鳥居地峠→高座山→杓子山→役場前バス停

  • 歩行時間
  • 歩行距離
  • 体力度
  • 難易度

コースのポイント

アップダウンのある往復ルート

カヤトの原に大きく広がる富士山

急な登り・下りがあり中級者向け

急な登りを乗り越えて展望の山頂へ

役場前バス停→鳥居地峠→高座山

役場前バス停で下車したら忍野小学校の横にある道に入り、さらに中学校を過ぎて林道へと進んでいきます。狭い林道を30分ほど歩くと、ゲートのある鳥居地峠に着きました。ここまではマイカーやタクシーなどでも来ることができますが、駐車スペースは3台分ほどしかありませんので気を付けてください。鳥居地峠で案内板に従って、右のダートの林道に入ります。ハイキング当日(2月上旬)には林道の一部に雪がありました。

鳥居地峠から10分ほど歩くと、高座山・杓子山への登山口がありました。ここから本格的な登山道になります。樹林の中の登山道を抜けると、すぐにカヤトの原が広がってきました。振り返ると富士山が見えます。草原が広がり、眼前に遮るものがない開放感溢れる情景が見事です。とても独特な雰囲気で、しばし見とれてしまいました。

ただし登山道は傾斜がきつく、とても歩きづらいです。登山道はやわらかな砂に覆われていて、富士山の砂走りに似たような趣があります。ひたすら上を目指し、まっすぐな登山道をゆっくりと登って行きました。やがて小さなピークの高座山に到着!三角点があるだけのこじんまりした山頂ですが、富士山の展望は抜群です。小休止をとって、次のピークである杓子山を目指します。

アップダウンを越えて杓子山へ!

高座山→大ざす峠→杓子山→役場前バス停

高座山のピークから急な斜面を下り、せまい尾根道の登山道を進みます。これより先はもうカヤトの草原ではありません。両脇の切れ落ちたやせた尾根ですので、スリップなどには十分注意しましょう。取材日には高座山から先に残雪があり、滑りやすい箇所もありました。雪の上だけでなく、ぬかるんだ土がかなり滑りやすかったです。何度も滑りそうになったので、土の部分を除けて熊笹の上を歩くなど工夫しながら歩いてみました。

夏場ならもっとスムーズに歩けるのでしょうが、滑りやすい登山道を慎重に登ったり下りたりしたため、地図にあるコースタイムより遅れて大ざす峠に到着しました。冬場は登山道のコンディションがよくない可能性もありますので、行動時間は多めに見ておいたほうが安心です。大ざす峠までは下吉田の明見地区から林道がのびており、この林道を使って杓子山を目指す登山者も多くいました。大ざす峠にあるハンググライダーの離陸場を越え、杓子山山頂目指して進みます。登山道はだいぶ歩きやすくなりました。

ついに杓子山に到着です。こちらの山頂は広く、椅子とテーブルが2セットありました。椅子に座ってのんびり昼食タイムを楽しみました。もちろん富士山の眺めは素晴らしいです。今回は杓子山をゴールとして同じ道を戻りますが、時間があれば東側の子ノ神や鹿留山まで足をのばすこともできます。しかし傾斜がきついので足元には注意してください。

杓子山から往路を戻りました。下りは傾斜が急で、バランスを取りながら慎重に下りました。へっぴり腰になると転びそうです。ストックがあるほうが良さそうですね。高座山まで戻ってきたら、もうひと頑張り。ここから先は富士山の砂走りの要領で、ぐんぐん高度を下げて行きます。下りが不安に感じる人は、設置されている虎ロープなどを補助に使ってゆっくり下りましょう。

カヤトの原を見ながら下っていくと樹林帯に入り、林道の登山口に出ます。あとは林道をバス停まで戻ります。今回の取材は2月の厳冬期で、登山道には部分的に残雪がありました。また雪がないところも非常に滑りやすい状況でした。積雪直後は軽アイゼンが必要です。十分に注意して歩いてください。

春夏秋冬用意周到

富士山周辺の山歩きは年間を通して楽しめますが、
積雪期には冬用のウェアとアイゼンなど雪山用の装備が必要です。

こちらでは登山のシーズンを大きく無雪期と積雪期に分けて、
必要な装備の違いとウェアの工夫などを説明します。

【富士山を眺める山歩き のご利用にあたって】

  • ●「富士山を眺める山歩き」のコースは、主に春から秋にかけてのハイキング(山歩き)を想定しています。雪のあるときに登る人はアイゼン等、冬の装備をお持ち下さい。
  • ●コースタイムはスタッフが実際に歩いた時間ですが、各自の経験や体力、自然環境などによって時間が大きく変わります。余裕を持って行動しましょう。
  • ●記載した情報は予告なく変更される可能性があります。実際に歩くときは事前に地元の観光協会等で調べてから行動しましょう。
  • ●バスの時刻は季節によって運行が変わります。事前に調べてから計画を立ててください。
  • ●登山計画書は登山者のマナーであり、義務でもあります。登山口の登山届けポストや地元の警察署に届けてください。
  • ●山登りは自己責任を問われるスポーツです。自分の体力や経験を充分見極めてから行動してください。

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